劇場用映画_公開情報
劇場用映画の公開情報です。
この作品の舞台は東日本大震災で被害を受けた岩手県釜石市にある
廃校となった中学校です。
遺体安置所となったこの中学校では、同じ町に住んでいた人々の遺体を
搬送し、検死・身元確認を行わなくてはならない状況となりました。
釜石市の人たちは、犠牲になった人たちの尊厳を守りながら一刻も早く
家族と再会させるため、懸命に尽くしました。
当時の報道では伝えきれなかった東日本大震災の知られざる事実を描いた
ジャーナリスト・石井光太氏「遺体 震災、津波の果てに」が原作です。
高崎市内では廃校となってしまった小学校を、釜石市の中学校に見立て、
準備から含めると約3ヶ月以上の撮影期間となりました。
撮影中は監督をはじめ、キャストの皆さん、エキストラの皆さん、スタッフの皆さん
が「風化させたくない」との思いで撮影に望む姿を感じていました。
あの未曾有の震災に直面し、困難な状況と向かい合った人々がいた、
報道が伝え切れなかった真実の記録です。
◆遺体 明日への十日間◆
2013年2月23日(土) 全国公開